シェードガーデン

ハーブ栽培

 植物を育ててみたいけど、花壇もないし、お世話も大変そう・・と思っている人に、ハーブはどうでしょう。

 ハーブ栽培は、あまり手間がかからず、花壇がなくても鉢植えで、室内やベランダでも育てやすい植物です。

 きれいなグリーンを鑑賞できるだけでなく、香りも楽しむことができて、ちょっと摘んで料理やお茶にも使うことができますよ。生育が旺盛なハーブ類は、花壇に植えると大きくなりすぎて困る場合がありますが、鉢植えに植えれば、ちょうど良い大きさで育てることができます。

 ハーブは加湿をきらうものが多いので、鉢を選ぶ時は通気性の良い、素焼き鉢などを選びましょう。

 土は園芸店に行けばハーブ専用の土もありますが、一般の植物向きの用土で十分です。自分で配合する場合は、赤玉土6、腐葉土3、パーライト1に石灰を少し混ぜたものを使ってください。

 乾燥を好むハーブは、水やりは控えめで良いです。毎日の水やりはなかなか大変ですよね。ハーブは土の表面が乾いてから与えれば十分なので、忙しい人にもぴったりですね。

 鉢植えの置き場所は、直射日光が長時間あたるところ、暑くなりすぎるところ、冷暖房が直接当たるところは避けましょう。鉢植えなら、色々と場所を変えることができますね。育てながら、一番よく育つ場所を探してみてください。

 肥料は、それほど必要としません。追肥をする時は、種まき後の伸び盛りの頃、花が咲く前などで十分です。

 ハーブは西欧では「雑草」でもあるそうですよ。とっても生命力の強いハーブ。是非お気に入りのハーブを育ててみてくださいね。

 

シェードガーデン

 お庭でガーデニングを楽しみたいけど、家には日当たりの良い場所に花壇を作れなくて・・・と諦めていませんか?

 日陰や木陰をいかして作る、「シェードガーデン」というものがあります。植物の中には、日陰に強いものや、日照りが多すぎることを嫌う植物もあります。そういった植物を集めて作るのが、シェードガーデンです。

 まずは、シェードガーデンを作ろうとしている場所が、どの程度の日陰なのかを把握しておく必要があります。日陰といっても、その度合いは様々ですね。全く日の当たることがない日陰と、1日のうちで数時間は日の当たる半日陰があります。半日陰にも2種類あり、半日程度なら日があたる場所と、木陰か何かで常に50%程度の光が入っている場所があります。全く日が当たらない日陰には、日陰を好む植物、半日陰なら、日陰に強い植物を植えると良いです。

 また、方向によっても、大きく環境に違いがあります。同じ日陰でも、南向きの日陰なら温度は高く、乾燥もしやすいです。北向きの日陰は、温度も低く、土も乾きにくくなるので、湿度を好む植物が適しています。

 日陰は暗い印象になりがちですが、日陰でも素敵な演出をするには、葉物を上手に使うことがポイントです。ギボウシやアイビー、アジサイなどには、綺麗に斑の入った種類があります。花の時期は1年のうちでわずかですが、葉の茂る時期はとても長いですよね。葉物をアクセントに使えば、日陰でも、1年中変化のあるお洒落な庭を楽しむことができますよ。

 日陰でも愛らしく咲いてくれるお花もいくつかありますよ。代表的な人気のお花、クリスマスローズは、色々な種類があり、優しい印象のお花です。植えっぱなしでも大丈夫で、年々株が大きくなります。できれば、冬には日が当たり、夏には陰になる、落葉樹の下などが適しています。

 日向の花壇とは一味違った趣が出るシェードガーデン。お洒落にデザインして、日陰の植物達を楽しんでみてくださいね。