株分け

挿し木

 園芸店で花苗を買ってきて、プランターや花壇に植えるのは簡単ですが、自分で増やしたお花を使えば、愛着もわきますし経済的ですよね。

 今花壇などに咲いている植物を増やす方法はいくつかありますが、その中の1つに挿し木があります。

 挿し木は挿し芽とも呼ばれ、種で増やしにくい品種や、ハーブなどに良く使います。挿し木の中にも水挿し、葉挿し、茎挿しなど、色々ありますが、一番手軽な方法は「水挿し」です。

 水挿しは、植物の枝を切って、水を入れたコップなどに入れて根を出させる方法です。アイビーやポトス、ハーブなどを増やすのに適していて、寒い地方を除き、室内ならば1年中行うことができるところも嬉しいですね。水は時々入れ替えて、腐らせないように注意してくださいね。

 土を使った、一般的な挿し木の方法は、まず、今年芽吹いた枝を8cm程度切り取って、水揚げさせるために1時間ほど水につけておきます。その後、用土に挿しておくのですが、挿し木に使う用土は、排水性、通気性に富んでいて、適度な保水性をもっていることが条件です。専用の土がホームセンターなどに売られていますので、できればそれを使った方が安心ですね。

 挿し木した後は、水をたっぷり与えて、直射日光や強風を避けた場所に置いておきます。室内では、窓際などの明るい場所が良いです。水やりは、表面が乾いてから行うようにしてください。やりすぎも良くないので、注意してくださいね。

 挿し木は全ての植物ができるとは限りません。また、適している植物でも、挿し木したもの全てが発根することは難しいです。

 一度失敗しても、次にした時には成功した、なんてこともありますよ。失敗してもいいや、という気持ちで、チャレンジしてみてくださいね。

 

株分け

 花壇にたくさん咲くお花は素敵ですが、園芸店で花苗をたくさん買ってくるのは大変だし、お金もかかりますよね。

 今花壇に咲いているお花を、お家で増やしてみましょう。

 植物を増やす方法には色々ありますが、その中でも失敗の少ない、簡単な方法は株分けです。株分けは、主に観葉植物や、多年草の植物に行います。何年も同じ鉢のままで大きくなってきた観葉植物は、鉢の中で根がいっぱいになって、水はけが悪くなってしまい、生育不良になります。また、花壇などに植えっぱなしの植物も同じで、年々大きくなってくると、花付きが悪くなったり、まわりの植物の生育を妨げたりしてしまいます。

 こんな時に、大きくなった株を、根っこが付いたまま2つに分けて株分けをし、植物を若返らせてあげましょう。

 まず、大きく育った植物を掘り起こし、根の部分をほぐして、2つの株に分けやすくします。

 次に、根っこの部分から、思い切って2つの株に分けてしまいます。手で分けにくい場合は、はさみを使って根を切ってやっても良いですよ。

 2つに分けたら、古い土をふるい落として、伸びすぎた根を3分の1程度切り詰めて、好きな容器に新しい用土で植えます。

 たっぷりと水をあげて、植え替え後1、2週間は風通しの良い日陰で管理してくださいね。

 株分けはいつ行っても良いのではなく、適した時期があります。観葉植物は、5?7月、9月頃、春に咲く多年草は晩秋に、秋に咲く多年草は早春が適しています。

 始めから根が付いている状態の株分けなら、安心ですし、初心者でも簡単に増やすことができますよ。是非チャレンジしてみてくださいね。